高橋 武良氏「水のソムリエ徒然記」


2006年7月

 

モンド・セレクションをご存知でしょうか。
モンド・セレクション(本部ベルギー・ブリュッセル)は、世界中から優れた製品を発掘し、顕彰することを目的として、ベルギー王国経済省に認定された組織委員会が、1961年から運営している世界的な酒類および食品類のコンテストです。モンド・セレクションを受賞するということは、国際的な評価基準を満たしており、かつ非常に優れた品質であり、と同時に世界に通用する製品であることを示すものとされています。
ワイン、スピリッツ、リキュール、ビール、菓子、加工穀物などの部門があり、100以上の国や地域から5400点を超える出品があり、科学的な分析により必要な測定や判定を行い、その特質特徴を構造的に検査し、吟味し基準を超えた製品に得点を付し、65点以上は銅、75点以上は銀、85点以上は金、そしてその中でも最高点(95点以上)に値する製品にグランプリ(最高金賞)が送られます。モンド・セレクションはその審査の厳しさと公平性から、「食のオリンピック」や「食品のノーベル賞」などと呼ばれています。

日本からも数々の食品等が出品されていまして、その中から賞を獲得する逸品も年々増えているようです。最近では、ワインやビールの受賞が広く告知され、モンド・セレクションの認知度も飛躍的にアップしたようです。もちろんミネラルウォーターの世界でも、数々の受賞製品があります。

一部を紹介しますと、

『梵珠百水』(硬度97.4)
2002〜2005年、
4年連続特別金賞を受賞。

『日田天領水』(硬度32)
2005年、金賞受賞。

『龍泉洞の水』(硬度96.8)
1999年および2001年、特別金賞受賞。
2000年、金賞受賞。

そして先日、2006年各賞発表および授賞式が開催されました。
今回も多くの出品があったと聞いていますが、その中から日本産ミネラルウォーターを紹介しますと、

『樵のわけ前1117』(硬度2)
http://tenant.depart.livedoor.com/t/aqua32/item_detail&id=1495650.html

世界が認めた品質と味です。
「樵のわけ前1117」は鹿児島の温泉水ですから、焼酎の割水にさいてきでしょう。
美味しくなるだけでなく、最高金賞受賞ですから、ちょっとリッチな気分になるかもしれません。「最高金賞のミネラルウォーターで最高の週末を」・・・あれっ?どこかで聴いたことがあるフレーズですね(笑)