Guest Room


2007年01月

Guest Room

「平成十九年は亥歳」

十二支十干でいえば丁亥(ひのとい)。
丁とは陰の火、ともしびを表し横─に縦│がぶつかっている形から衝突を暗示し、亥は核の文字から作られ、万物の生命力が周落し、すでに種子の内部に生命が内蔵されたようすをいうそう。一体どんな年に!?

12月17日<日>、私は生まれて初めて大濠公園の内にある、「大濠公園能楽堂」へ足を踏み入れたのでした。

考え起こせてみれば、この世に生を受け今年('07)で「前厄」に入ろうという歳になるこの私は、大濠公園とはながーいお付き合い。

西公園参道の汀幼稚園に始まり、唐人町にある当仁(とうにん)小学校、福浜の当仁(とうじん)中学校、そして福岡大大濠高校といったすべて大濠公園のすぐそばの通園、通学であったのです。大学こそ城南区の福大であった訳ですが、卒業後は中洲。毎日の通勤でそばを通らないことはありません。

そうです。何が言いたいのかといえば、大濠公園をまさしく自分の庭のようにして過ごしてきた私が唯一立ち入ったことがなかった場所、それがこの能楽堂であった訳です。

そんな未知の領域への一歩を私に与えてくれたのは「第八回花の会」。お能です。その午後4時開演の第二部に行ったのですが当日はこの冬一番の冷え込みで、雪だか霙だかが降っておりました。

増田正造氏の解説に始まり、演目は仕舞が「屋島」、「国栖(くず)」。舞囃子「花(はながたみ)」、狂言「茶壷」シテ野村萬斎氏、能「融(とおる)」シテ観世清和氏。

能に全く詳しくはない私ですが、とても充実した時間を得ることができました。連れの女性の言葉を借りれば、「狂言があんなに面白いなんて思わなかった!でも能は私には難しかった・・・」とのこと。確かに「能」は何かが必要であると(愉しむためには)私も同じように感じるところがありました。今度山本章弘氏にその辺りの見解を尋ねてみようと思います。

さて、きっかり2時間で(ほんとにきっかり)終了した能楽堂を出、近くでコナコーヒーバニラ風味を煙草2本で味わった後は久し振りのペシェミニオンへ。

ジビエの季節であるからして、えぞ鹿はまだあるだろうかと期待して赴いたところ、やはりなく、しかしながら青首(鴨)が!写真のように血の濃さをも味わうか如くいただき、残った腿はパリッとグリルでサラダ(写真採り忘れ)に。勿論、最初のフォアグラもたらの白子もデザートも抜群に美味で、そのあと頼んだチーズやマールやエスプレッソで大満足のペシェミニヨンで御座いました。

またそのあとのBar Smokeでは、店名に従いシガーをくゆらせやはり、質の高い舞台と美味しい食事のあとにはBar が絶対的に必要であることよ、と深く感慨に浸ったのでありました。
なぜ靴。

クツを常にキレイに手入れしておくのは紳士淑女の嗜み、またはオシャレの基本。でしょうか?或いは一時期、某スポーツシューズを何十足、何百足とコレクションしている人も様々なメディア経由で見受けられたところを考えると収集の大きな対象となっている現象もあるのでしょう。

実際映画の中でも、靴を手入れするシーンはよく出てきますし、沢山の靴の中からどれを履いていこうか悩むシーンなども。しょっちゅう有りますよね。そういえば私の好きな映画の一つ、ジム・ジャームッシュ監督作品「Down by Law」(1986年)の冒頭でも、靴が一つの小道具として面白い使い方がしてありましたっけ。

かように靴は二足歩行する我々人間にとってなくてはならないものであるのは何の疑いもないところですが、それ以上に私たちの何かを大きく代弁、もしくは象徴、意味付けする役割があるように思います。自動車をよく「足がわりになればいい」と言って、動きさえすれば何でも良いといった人もいらっしゃいますし、靴も履けりゃなんでもいいという人もいらっしゃることでしょうが、果たして靴とは・・・。

基本的に家の中では靴を履くことのない日本人と、ベッド以外は基本的に靴、な習慣の国々では認識も大きく異なることでしょうが、心理学的な見地からみてどんな事を靴は方ってくれるのでしょう。

と、非常に長い前文となってしまいましたが、要は自分の購入した3足を紹介させてもらおうとしただけです。左端はそのシェープが非常に格好良くて買ってはみたものの、店の中でガコン、ガコン大きな音が立ち過ぎて履くのをやめたモルガン。真ん中はその替わりとして買った、履き心地の非常にグッドなロックポート。右端はずっと探し続けている自分の理想の靴に、とりあえず一番近いエシュン。私は靴を購入する際、どうしても2・3足同時購入してしまいます。きっとこれにも何か意味が・・・。

2006年最後のトリマルキオンのテーマは、"冬の玄海の幸いいとこどり"。となれば当然唐人町にある"い志い"《福岡市中央区唐人町3-5-2、092-732-5758》であろうと。以前にもこのコーナーで取り上げさせて戴いたのですが、年間で日曜日が開いているのは12月の間だけであるので、この機会を逃さず主の石井孝杙氏にお願いしたのでありました。

名物である自家製のさつま揚げやシュウマイはもちろんのこと、この集まりのために仕入れてもらった"あら"の刺身をはじめ、今回のテーマを存分に楽しむことのできる海産物料理の雨あられで、碧寿や雪まんまなどの日本酒が乱れ飛ぶ大満足のトリマルキオンとなりました。メンバーの一人が曰く、「自分が刺身を食べることのできるお店は今まで2軒しかなかったんだけど、3件目ができた!嬉しい。来て良かった!」と。博多に暮らす人は誰でもサカナの美味しいお店の2・3軒は持っているのに違いありませんが、本当に旨い魚を欲するのならば、「い志い」さんは超レコメンドであります。ちなみに"あら"は全国に"クエと呼ばれる魚で"あら(ara):スズキ科の海産の硬骨魚。全長1メートル。口が大きく、背部は灰色で紫色を帯び、腹部は銀白色。北海道からフィリピンまでのやや深海の岩礁部にすむ。冬に美味。大スズキ。季語冬。by広辞苑"

その後はJALリゾートシーホークホテル35階の龍殿にて夜景とお酒と会話を楽しみました。ホントはこちらで終了予定だったのですがメンバーはまだまだやる気(?)十分であったため、急遽地行(じぎょう)の8cへ。

着いて乾杯し、しばらく経ったころから私の記憶は空白・・・。どうやって帰ったのかも全く不明。翌日から二日酔いならぬ三日酔いとなりました。後から思えば、忘年会を兼ねた'06年最後のトリマルキオンとしては正当な(?)酔いっぷりであったと、勝手に意義付けたのでありました。
今年の1月21日(日)は毎年恒例のパーティーをホテル・イルパラッツォにて開催致します。昨年のアサヒカップに続き、今回は今年で創業100周年を迎えるキリンビール㈱さまによるキリンカップがメインイベントとなるチャリティーパーティー。

年に一度の、イベント山盛りのこのパーティー、チケットは当店を含めNBA福岡支部会員のお店でご購入下さい。
知ったか振りコーナー

このコーナーを'06年1月から12月まで1年間続けることができたところで、今回はちょっとお休みさせていただきました。

当初はお酒とその周辺の事情を主な題材としていたのですが途中から月々のちょっとしたことや年中行事の、いわれや由来といった歳時記的なものに変化してしまいました。

正直に申し上げて、このコーナーの設置した目的は第一に、このBar Higuchiウェブサイトの"らしい"ネタとして良いのではないかという点と、季節の移り変わりや自然そのものとのかかわりが急速に気薄となってきている今の社会の中で、古代から続くこの日本の年中行事等を一度見直してみたいという思いでした。

朝に眠りにつき、昼に目覚め、夜中働くこの仕事を続けているからこそ、尚一層強く心の表層へと浮かんでくる、一般的な生活リズムで暮らす方々とは違った視点でもって追求できる何かが見つかれば良いなと思っております。

今月のお土産コーナー

2006年最後の月も、とても沢山のお土産、お祝い等をいただいてしまいました。実は12月15日で丸5年を迎えたのですが、敢えてどなたにも5周年ということは告知せずにおりました。しかしながら大変に気を遣っていただいくケースもあり恐縮しております。心から感謝致します。ありがとうございました。


左より 「TOMATINカレンダー」(㈱国分さま)、「ハートフォードカレンダー」(西野浩氏)、「おこげキャンディー」(渡辺弓子氏、山室裕子氏) 「フルーツ」(峯八千代氏)、「のり」(峯は八千代氏)、「お茶」(峯八千代氏) 「丸ボーロ」(峯八千代氏)、「巻きといなり沢山」(久保衣子氏)、「いちご沢山」(久保衣子氏) 「角玉梅酒の梅の実」(七島啓氏)、「ソラリアシネマ招待券」(Y氏)、「宝雲亭の餃子」(白土伶奈氏) 「ハーゲンダッツ その壱」(村上雅司氏)、「ハーゲンダッツ その弐」(村上雅司氏)、「コーヒー牛乳とエヴィアン」(村上雅司氏) 「お菓子盛り」(まりこママ)、「長島ライム」(長島寿也氏)、「りんご」(花山房枝氏) 「緑効青汁」(千房ママ)、「ミルフィユ・ジャンドゥーヤ」(亀田幸紀氏)、「手巻きなっとう」(根本氏) 「鉄鍋の餃子」(三角ご夫妻)、「QOOペン」(高松孝己氏)、「プリン」(下川恵子氏) 「高玉のにぎり寿し」(村上雅司氏)、「鉄火巻き」(村上雅司氏)、「ばってら」(村上雅司氏) 「太巻き」(村上雅司氏)、「Cartierボールペン」(村上雅司氏)、「ドロップ」(村上雅司氏) 「手羽先」(三尾太郎氏)、「食パン5枚スライス」(古山慶氏)、「カツサンド」(波多野氏&上原氏) コンチャ・イ・トロ・カベルネ、コンチャ・イ・トロ・シャルドネ(㈱ダンガミさま)「G・H・マム」(元スタッフ川口美穂氏) 「TOMONOコーヒー」(タイム社印刷さま)、「タイム社カレンダー」(タイム社印刷さま)、「ケーキ2種」(村上雅司氏) マカロン(花山房枝氏)、靴下、マフラー(久保衣子氏)。 ハートの置物、クリスマスツリーピンバッジ、たつみ寿しの稲荷と太巻き(久保衣子氏)。 モンテヴェルデのボールペン(久保衣子氏)、Chef du Vin、りんご達(元スタッフ清水継介氏)。